ある日、食卓に並んだ野菜を食べていて「昔は野菜の味が濃かったよな」ということが頭をよぎりました。
そのことがキッカケで書籍やインターネットで情報を得たり、知人の農家さんからお話を伺いました。
そこには自分の認識とは違った野菜づくりの現状が沢山あって、正直ビックリしました。
マーケットの要望に応えるために様々な工夫がされていることは賞賛に値します。 それは種類は違っていても、同じモノづくりをやっている人間として納得できる部分です。
でも人間の身体を支える食物の生産は、本当の意味でマーケットの要望に応えたヤリ方・考え方で取り組まなくちゃいけない!効率や生産者のエゴを優先したものじゃいけない!と思うんです。
私たちは機械屋です。製造するための図面があって、そこに記載された数値・形状(お客様の要望)に忠実な作業をし、造り上げることで、はじめて製品として評価されるという単純明快な仕事をしています。
「自分が、家族が安心して美味しく食べることのできるモノを作りたい」
私たちが野菜づくりを始めたのは、こんな単純明快な想いなんです。


「ちしゃとう」は別名「茎レタス」とも呼ばれるレタスの仲間。
翡翠色に輝く茎と、シャキシャキとした食感が特徴的な野菜です。
紀元前からエジプトなどで栽培され、球形レタスの現生種とも考えられています。欧米では常食され、ヒスイのような色から中国では縁起の良い野菜と言われています。 私たちが「ちしゃとう」栽培を選択したのは、この野菜に肝機能改善効果、花粉症改善作用・アレルギー抑制効果などがあることが研究によって認められたから。私たちが取り組む農業が可能性一杯のように、「ちしゃとう」にも夢膨らむ可能性があったからです。そうです。夢にかけたのです。


  • 等間隔に定植していますが、いたずらカラスが苗を抜き去っていったため、所々に空きがあります。でも健康に育っている「ちしゃとう」たちです。

  • 農薬を一切してしていなくても、地力(野菜が本来持っている育とうとするチカラを阻害しない大地のパワー)が、イキイキと「ちしゃとう」を育てています。

  • このたくましさは先輩農家さんもビックリ!この段階からグングン育っていきます。
    太陽の恵み、大地の恵みを身に凝縮した「ちしゃとう」です。


  • 京料理などの食材として使用される「ちしゃとう」とは栽培種が違って、私たちの育てている「ちしゃとう」は、生食には不向きです。
    その分、有効成分が豊富に含まれています。





私たちのもう一つの栽培種目は、ネギです。
ネギ:葱、学名 Allium fistulosumは、原産地を中国西部・中央アジアとする植物で日本では食用などに栽培されています。根を食べることから「ネギ」と呼ばれるようになったということです。
日本は生産高は世界2位ですが、様々な料理に使用される食材だけに、国内供給だけでは足りずに、生産高世界1位の中国から多くを輸入しています。食の安全面では不安だらけの中国。
安全で安心して食べていただけるネギを私たちが供給します。
「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」ネギより引用
最終更新 2014年7月1日 (火) 16:50


  • 定植後間もないネギは、太さ3mm以下の可愛らしいものです。大地のチカラ、太陽のチカラを吸収して大きく育っていきます。

  • 定植から2週間もするとネギは太さ5mmほどに育ち、たくましさが漂ってきます。 大地のチカラが強い圃場なので、成育中の葉や茎を食べる虫は近寄ってきません。もちろん農薬は一切使用していません。

  • 出荷間際まで育ってくると、圃場はネギ特有の匂いに包まれます。安心して食べていただける自慢のネギに育ちました。


  • 農薬や過剰な肥料を与えず健康に育った野菜は元気です。私たちの圃場で育った野菜は収穫後、冷蔵庫に入れずに放置していても新鮮さを保っています。 当然、その野菜が本来持っている味、養分をタップリ蓄えています。





農業省力化機械(選別機)の多くは、圧縮空気をパワーソースとしています。しかし圧縮空気は高コストとなりがち。 そこで私たちは水噴射パワーソースとして使うネギの薄皮を剥ぐ省力機を製作・導入しました。


生産者として、自分の作ったモノを安定的に供給するためには「出荷価格」から目を背ける訳にはいきません。
いかに安全で、美味しい野菜を作っても、プレミアムな価格になってしまっては消費者の皆様から支持されるとは思えません。省力化・省人化して経費を抑え、適正価格で供給するのが生産者の務めなのです。私たちは、自分たちの持っている機械メーカーとしての知恵と技術を注ぎ込み、ローコストな選別機を導入することで適正な出荷価格を実現しました。